英語教育 小学生の次は囚人に

外交官は英語必須ではないけれど、囚人は…ブラジル

ブラジルで外交官になるのに、英会話は必須事項ではなくなったが、リオデジャネイロの刑務所の囚人は、シェイクスピア文学の言葉遣いで英語を話せるようになるかもしれない。

リオ郊外にある完全警備のレモ・ブリト刑務所では、平均して刑期が25年の第一級囚人20人が、オックスフォード大学が考案したメソッドの英語法で英語を学び始めると、刑務所長が発表した。

「このアイデアは、囚人の社会復帰の準備をできるだけしてあげたいということから始まりました。英語ができれば、ずっと職を見つけやすくなるんです」

対照的にブラジルの外務省では1月、今年初めの外務省職員試験で英語のテストを課さないことを決定し、マスコミは大騒ぎになった。

レモ・ブリト刑務所は600人の囚人が収容され、刑期はそれぞれ15年から1200年までさまざまだ。

刑務所長いわく、30年以上刑務所に居る者は誰も居らず、たいていが仮釈放されて早く出所するという。そのため、英語を習った多くの囚人が、出所後に実社会で英語のスキルを活用する機会が十分にあるという。

「先生はボランティアの方ですが、6ヵ月後には英語が話すことができるようになると太鼓判を押しています」と付け加えた。囚人たちが英語を習うのは週に6時間。このプログラムが上手くいけば、他の2グループも英語クラスを受けるようになる。

ブラジルの刑務所は、超満員な上に非人間的な扱いをされると悪名高い。

　…ということは、「10人の外交官より1人のヨン様」ならぬ、「10人の外交官より1人の囚人」という構図が…（´∀｀*）

　でも何にせよ、更生しやすい環境を整えてやるのは大事でしょう。このことをキッカケに、notorious（悪名高い）ではなくfamous（いい意味で有名）な刑務所になったら…と思います。ま、もっとも、刑務所なんて必要なくなるのが一番いいんですが。

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